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銅の豆知識


銅の特長

銅の金属としての特長は、電気伝導性・熱伝導性・防水性・防食性・加工性に優れることが代表例として挙げられます。電気伝導性ではモーター内の銅線コイル、熱伝導性では調理器具、防水・防食性では配管や建築物の屋根などに広く使われています。また銅はリサイクル性の良さも大きな特長といえます。リサイクル工程が簡易なためCO2排出量が少なく、エコマテリアルとして高く評価されています。

銅管としての特長は、耐食性、耐凍結性に優れているため水周りの配管に適しているとされ、また柔軟性に富んだ性質から加工しやすく引き回しも容易な資材として多くの施工関係者に利用いただいています。
 
銅と健康
昔から「銅つぼの水は腐らない」といわれるように、銅には“抗菌作用”があります。銅には極微量でもさまざまな雑菌を退治する“微量金属作用”という殺菌作用があり、私たちの健康を守っているのです。例えば国内外を問わずほとんどのコインに銅や銅合金が使われ、多くの人の手に触れているにもかかわらず、衛生性が保たれています。また病院のドアノブや手すりにも使用され、院内感染の予防に役立っています。住宅ではキッチンの流し台三角コーナーやバスケットに銅が使われ、雑菌の温床となるヌメリ防止に役立っています。

銅イオン溶液の殺菌抗力試験 (3時間作用後)

(試験菌:Legionella pheumophila ATCC33153 初発菌数:8.2×105CFU/ml 作用温度:42℃)

銅イオン濃度 0mg/L 0.1mg/L 1mg/L 10mg/L
レジオネラ菌数 7.0×10 5
CFU/ml
3.0×10 5
CFU/ml
1.8×10 5
CFU/ml
1.4×10 4
CFU/ml
(100倍に希釈した試験溶液を0.1ml接種、35度・4日間培養後のBCYEα培地)

抗菌力は銅管にしかない特性

大腸菌を用いた管内充填接触試験で他の配管材料と抗菌力を比較した結果、銅管は抜群の抗菌力を示し、給水管への適性を再確認しました。
 
暮らしに根付く銅(銅管・銅管継手の活躍フィールド)
紀元前の遥か昔から、銅は私たちの身近な生活にさまざまな形で使われてきました。古くは銅鏡や銅鍋といった道具、通貨、屋根などの建築材料、現代では建物内の水周りや空調設備の配管材料、さらに電子デバイスなど最先端技術分野にも欠かせない金属として重要な役割を果たしています。暮らし以外の分野でも、競技会で選手に授与するメダル、夜空を彩る花火の青色を得るためなどにも銅が使われています。このように歴史的にも応用分野の広さから見ても、私たちの暮らしに根づいた金属として役立ち続けてきた銅。現代社会でどのようなところで活躍しているのか、その一部を紹介しましょう。

空調配管

銅管は高伝熱化および細径・薄肉化が可能なことから、熱交換器に多く使用されています。

建築設備配管

戸建て住宅から高層ビルに至るまで、耐食性・加工性のよさから給水・給湯・冷暖房など、幅広い用途に使用されています。

給水・給湯配管

施工性・耐食性が求められる給水・給湯配管に銅管が多く使用されています。

医療ガス配管

医療ガスの安全配管のために、銅管にカラーフィルムを被覆し、誤配管による事故の防止を図っています。